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Googleアシスタントのリアルタイム通訳機能がiOSとAndroidでも利用可能に
「Googleアシスタント」を搭載したAndroidおよびiOS端末で、音声のリアルタイム通訳機能が使えるようになった。日本語を含む44カ国語を音声とテキストで通訳する。1月からスマートディスプレイで使えていた機能だ。
米Googleは12月12日(現地時間)、「Googleアシスタント」による音声通訳機能「通訳モード」をAndroidおよびiOSスマートフォンでも使えるようにしたと発表した。Googleアシスタントを搭載する端末であれば、44カ国語で通訳する。
使うには、「OK Google、英語の通訳をして」などと話しかける。Pixelシリーズの場合は「Google翻訳」アプリが起動してそこで通訳するが、それ以外のスマートフォンではGoogleアシスタントの画面が通訳モードに変わり、端末で設定してある言語と頼んだ言語間の通訳が始まる。
画面下の「自動」をタップしておけば、例えば英語とドイツ語の通訳の場合、音声がどちらの言語かをGoogleアシスタントが判断し、翻訳結果を表示する。場合によっては「スマートリプライ」の機能で返事の候補が表示され、それをタップするだけで返事ができる(下右の画像)。
通訳モードはGoogleアシスタントの機能なので、Googleアシスタント搭載端末であればインストールなどの作業なしで利用できるようになる。
通訳モードは2017年発売(日本では未発売)のオリジナル無線イヤフォン「Pixel Buds」に搭載され、今年の1月に「Google Home」とGoogle Smart Displayで使えるようになっていた。
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