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東芝、子会社「東芝データ」設立 IoT機器のデータを分析、新サービス創出へ
東芝がデータビジネスに特化した完全子会社「東芝データ」を設立する。これまで展開してきた製造業のノウハウと、情報処理、IoT・AIの技術を組み合わせる。
東芝は12月17日、データビジネスに特化した完全子会社「東芝データ」を2020年2月3日に設立すると発表した。工場のIoT機器の動作データを分析し、機器のメンテナンスに生かすといった事業を想定。これまで展開してきた製造業のノウハウと、情報処理やIoT・AIの技術を組み合わせる。
東芝の広報担当者によると、工場機器以外からのデータも分析し、企業向け・消費者向けの新サービスを創出していく。
東芝は、実世界(フィジカル)のあらゆるデータをデジタル技術(サイバー)で分析・理解し、実世界にフィードバックする──という「CPS(サイバー・フィジカル・システム)テクノロジーの企業」を目指している。新設する子会社を通じ、こうした取り組みを加速させる考えだ。
【編集履歴:2019年12月20日午後0時41分 本文とタイトルの一部表現を変更しました】
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