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ソニー、CMOSイメージセンサーの開発拠点を大阪に開設へ 20年4月から稼働
ソニーが半導体子会社「ソニーセミコンダクタソリューションズ」の新オフィスを大阪に開設する。設立予定日は2020年4月1日。関西での人材獲得によって、CMOSイメージセンサーの設計・開発を強化する。
ソニーは12月23日、半導体子会社「ソニーセミコンダクタソリューションズ」の新オフィスを大阪市に設立すると発表した。設立予定日は2020年4月1日。関西では初となる、CMOSイメージセンサーの設計・開発拠点として活用する。
大阪オフィスは今後、人材採用を推進し、関西在住の優秀なアナログ設計エンジニアや、ロジック設計エンジニアなどの獲得を進める。
強化した体制のもとで、市場成長が見込まれるモバイル機器や、IoT向けのCMOSイメージセンサーの設計・開発に注力し、製品ラインアップの拡充を目指すとしている。
ソニーセミコンダクタソリューションズは16年4月に設立。ソニー社内の半導体関連製品と電子・電気機械器具の研究、開発、生産、販売などを行っている。
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