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「インフルエンザが例年より早めに拡大」 ヤフーがビッグデータで予測
ヤフーがビッグデータを分析してインフルエンザが流行する傾向を予測。2019年は例年より早めに拡大する傾向にあるとし、注意を呼び掛けている。
ヤフーは12月24日、年末年始はインフルエンザの流行が拡大する見込みだと発表した。「Yahoo! JAPAN」の検索データなどを分析し、例年より流行が早めに拡大している傾向にあることが分かったという。初詣など人の集まる場所へ行く場合は、十分な対策をするよう呼び掛けている。「Yahoo! JAPANビッグデータレポートチーム」が調査した。
厚生労働省が医療機関からの報告を基にまとめている患者の実数データによると、今年の40週(9月30日〜10月6日)〜50週(12月9日〜15日)に報告された患者数は、昨年までと比べて急激に増加している。
このデータにヤフーのビッグデータを掛け合わせると、今年の51週(12月16日〜22日)の患者数は2010年以降で最多になる見込みという。ヤフーは「明らかに例年よりも気を付ける必要がある」としている。
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