aiboのネコ版? 伸びもする「MarsCat」のクラウドファンディング開始
中国の産業用ロボットメーカーElephant Roboticsが、ネコ型愛がんロボット「MarsCat」のクラウドファンディングをKickstarterで開始した。音声コマンドに反応し、接し方で性格が変化される。
中国の産業用ロボットメーカーElephant Robotics(大象机器人)は12月26日、米クラウドファンディングKickstarterでネコ型愛がんロボット「MarsCat」のプロジェクトを開始した。開始2時間で目標額の2万ドル(約220万円)を超えた。
ソニーのイヌ型ロボット「aibo」のように、人の顔を認識し、タッチセンサーで触れられると反応する。ネコらしく気まぐれに行動するが、呼べば近づいてくるし、ボールなどにじゃれることもある。ネコのように前足を伸ばす伸びもする。
白(目は青)、灰色(目は青)、茶(目は緑)、黒(目は茶)の4色。鼻に500万画素カメラを、体の6カ所に静電容量式タッチセンサーを搭載し、Raspberry Pi 3を内蔵する。1回の充電(フル充電所要時間は4時間)で2〜3時間活動可能だ。
接し方によって性格が変わるのもaiboに似ている。ちゃんと遊んであげないと呼んでも無視するようになるが、たくさんなでれば幸せそうになる。「おいで」「止まれ」「静かに」など、約20の音声命令に反応する(ただし気まぐれなので常に命令通りに動くとは限らない)。
APIを公開するので、飼い主は自分のMarsCatの行動をプログラミングすることも可能になる見込みだ。
プロジェクトの締め切りは2020年2月9日。最高額2399ドル以上の出資者には2020年3月に出荷する計画。販売予定価格は1299ドル(約14万円)だ。
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