チェキとプリンターが合体してめちゃ楽しい「instax mini LiPlay」:荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/3 ページ)
やっぱチェキは面白いわー、と思うのである。今回取り上げる「instax mini LiPlay」が今までのチェキと違うのは「スマートフォン用プリンターとして使える」こと。これが実にいい。
スマートフォンからプリントできるのが実に便利
専用アプリを使い、スマートフォンとBluetoothでつなげば、それでスマートフォンで撮った写真をプリントできる。まあ特にコメントすることもないくらい簡単だ。
スマートフォン上でガシガシにレタッチした写真をプリントするのも楽しい。
興味深いのが、同じようなシーンで撮った写真でも、スマートフォンで撮ったものとinstax miniで撮ったものでは仕上がりが全然違うこと。
iPhoneで撮った写真、画面で見るとすごくリアルで肌色もいい感じなのだけど、プリントして見ると、instax miniで撮った方がチェキっぽいというか、アナログっぽいのだ。背景の青空もアナログっぽい色合いが出てて、この辺、さすが富士フイルムだなあと感心する次第。
でも、スマートフォンからプリントできるのは楽しい。Bluetoothを使うので接続も高速だし、すごく手軽なのだ。しかもコンパクトで軽くて携帯性も高い。充電もmicroUSBですぐできるのですごく気楽。
チェキっぽさを楽しみたいときはこのカメラで撮り、それ以外はスマートフォン用プリンターとして使えるのは利便性がめちゃ高いし、デジカメで撮ったものもスマートフォンにWi-Fiで転送しておけばこれでプリントできるわけで、実に楽しいのだ。
チェキとプリンターの合体は大正解
アプリにはリモート撮影機能もある(Bluetooth接続なのでライブビューの画質は今一つだが)ので、カメラをどこかにちょんと置いてリモートで撮ることもできる。
今まで、デジタル版のチェキも、スマートフォン用プリンターのチェキも使って見たけど、どっちもあまりそそられなかった。あちらがたてばこちらが立たずというか、チェキで撮る楽しさも味わいたいし、普段使ってるスマートフォンで撮った写真もプリントしたいのだ。
なので、今回の「instax mini LiPlay」はめちゃ欲しい。でかけるときはバッグの隅に入れて行きたい。デジタル版のチェキとスマホプリンターのチェキは合体すべきだったのだ。
(モデル:長谷川実紗)
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