速報
Twitter、リプライする相手をユーザーが選べる機能のテストを開始へ:CES 2020
TwitterがCES 2020でのプレスイベントで、ユーザーが自分のツイートにリプライする相手を4段階で制限できるようにするテストを開始すると発表した。
米Twitterは1月8日(現地時間)、ラスベガスで開催のCES 2020でのプレス向けイベントで、“会話の健全性”を向上させるための幾つかの新機能について説明した。
イベントに参加した米The Vergeなどによると、Twitterは、会話(投稿とそれに連なるリプライのスレッドのこと)への参加者を設定する項目を投稿作成画面に追加しようとしていると語った。
この設定では、リプライのレベルを「Global」「Group」「Panel」「Statement」の4つから選べる。Globalは従来通り誰でもリプライでき、Groupは投稿者がフォローしている相手およびメンションした相手が、Panelは投稿内でメンションした相手のみがリプライでき、Statement(声明)は誰もリプライできない。
イベントでは、こうしたリプライの制限は虚偽情報への反論を難しくするのではないかという質問が上がり、それに対してTwitterはそうした危険性も含め、テストで注意深く判断していくと答えた。
Twitterはさらに公式アカウントで「会話をより細かく設定できるようにすることで、Twitterに安全に参加できるようにしたいと考えている。2020年初頭に、ツイートに返信できるユーザーについて多様なオプションをテストする計画だ」とツイートした。
同社は会話の健全性対策として、昨年11月には見たくないリプライを非表示にする機能をグローバルに提供した。
関連記事
- Twitter、返信非表示をグローバルな公式機能に
Twitterが、9月から日本でもテストしていたツイートへの返信を非表示にする機能がグローバルな公式機能になった。テスト中、非表示アイコンで気付かれ報復されるのを恐れる声もあり、今後対策を検討するとしている。 - Twitter、“会話”のネスト化ツリー表示を来年ローリングアウト
Twitterが、会話(コメントのつながり)をネスト化したツリー表示にする機能をテスト中だ。来年に正式機能としてローリングアウトする見込み。 - Twitter、不適切なDMを読まずに削除する機能を正式に追加
Twitterでフォローしていない相手からのDMを受け取る設定にしている場合、内容が不適切な可能性があるものは内容を読まずに削除できる「クオリティフィルター」機能が使えるようになった。 - Twitter、「会話の健全性」向上のため、“リプライを非表示”機能を検討中
Twitterが、「会話の健全性」向上のため、ツイート主が問題のあると判断したリプライを非表示にできる機能を追加すると発表した。6月からテストを開始する計画。 - TwitterのMAUが前期比100万人減、“会話の健全性”対策で
Twitterの4〜6月期決算は売上高は2桁増、純利益は過去最高だったが、MAUは“会話の健全性”対策で大量のbotを削除したことやEUのGDPRの影響により、前期より100万人減り、3億3500万人になった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.