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G SuiteのアカウントでWindows 10へログイン可能に シングルサインオンの範囲を拡大
Googleが、クラウド型グループウェア「G Suite」のWindows向けデスクトップセキュリティ機能を強化。 SuiteのアカウントでWindows 10へのログインを可能にするなど、シングルサインオンの範囲を拡大した。アンチフィッシング、アンチハイジャッキング、盗難時のリモートワイプ――などの新機能もベータ版として追加した。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「G SuiteのアカウントでWindows 10へログイン可能に。G Suiteのシングルサインオンの範囲がWindows 10へ拡大」(2020年1月20日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Googleはこのほど、クラウド型グループウェア「G Suite」のWindows向けデスクトップセキュリティ機能を強化したと発表しました。G SuiteのアカウントでWindows 10へのログインを可能にするなど、シングルサインオンの範囲を拡大した他、アンチフィッシング、アンチハイジャッキング、盗難時のリモートワイプ――などの新機能をベータ版としてGSuite Admin consoleに追加したといいます。
追加した新機能は、以下だと説明しています。
- Enable their organization to use existing G Suite account credentials to login to Windows 10 devices, and easily access apps and services with SSO(G Suiteのアカウントクレデンシャルを用いてWindows 10デバイスにログインでき、アプリケーションやサービスにシングルサインオン可能に)
- Protect user accounts with anti-phishing, anti-hijacking, and suspicious login detection technologies(アンチフィッシング、アンチハイジャッキング、怪しいログインの検知)
- Ensure that all Windows 10 devices used to access G Suite are updated, secure, and within compliance (Windows 10デバイスが最新の状態であることを確認)
- Perform admin actions, such as wiping a device and pushing device configuration updates, to Windows 10 devices from the cloud without specific network requirements (デバイスのワイプや構成変更などをクラウドから実行可能に)
対象となるG Suiteのエディションは、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education、Cloud Identity Premiumです。
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