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Apple、中国の直営店を1店閉鎖 新型コロナウイルス対策で
Appleが業績発表後の電話会見で、世界に広がりつつある新型コロナウイルス対策について説明した。中国の直営店の1つを閉鎖し、他の直営店でも清掃や従業員の体温チェックを強化している。
米Appleのティム・クックCEOは1月28日(現地時間)、第1四半期の決算発表後の電話会見で、新型コロナウイルス対策の一環として、中国にある直営店の1つを閉鎖していると語った。Appleは現在、中国で40店以上の直営店を展開している。他の店舗では営業時間を短縮し、店舗の清掃回数を増やし、従業員の体温チェックを行っているという。
Appleの同四半期の業績は売上高、純利益ともに過去最高だった。中国でも「iPhone 11」シリーズ、ウェアラブル、サービスが2桁台の成長だった。だが、次の四半期の売り上げ予測は新コロナウイルスの影響を織り込み、630億〜670億ドルといつもより幅をとった。
Apple製品の多くは中国で製造しており、新型コロナウイルスの影響が大きい武漢にも製造施設があるが、「すべてのサプライヤーは代替可能」と説明した。
また、新型コロナウイルス対策に取り組んでいる団体に寄付し、影響を受けた地域のApple従業員と緊密に協力しているとクック氏は語った。
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