JINS子会社、汐留に“1人で集中”ワーキングスペース センサー付き眼鏡「JINS MEME」で需要発掘
JINS子会社のThink Labが汐留にワーキングスペースをオープン。人が作業に集中しやすくなる環境を提供する。
アイウェアメーカーのジンズ(JINS)子会社Think Labは2月2日、1人で集中して作業することに特化した会員制ワーキングスペース「Think Lab(シンク・ラボ)汐留」をオープンしたと発表した。利用料金は15分250円(以下、税別)から。
2017年12月にオープンした「Think Lab飯田橋」の利用料金を下げた新店舗。緊張感とリラックス状態を生み出す仕掛けを施した入り口や、他人の目線や動きを気にせずに過ごせる動線スペースに加え、植物、音、照明、アロマなど、人が集中しやすくなるという環境を提供する。
施設の予約を行うスマートフォン向けアプリで客が入り口を解錠するとき、画面上の解錠ボタンをゆっくり長押しさせることで気持ちを落ち着かせてもらうなど、集中できる環境に細部までこだわったという。
営業時間は全日午前7時から午後11時まで。利用料金は15分250円からの時間単位の他、月12時間まで月額9000円などのプランを用意する。
人の集中度を測れるJINSのセンサー付きメガネ型ウエアラブルデバイス「JINS MEME」を使ったThink Labの実験では、多くのビジネスマンがオフィスで仕事に集中できておらず、1人で作業するためにカフェを訪れる場合も「場所を見つけて作業に入る」までに平均約10分30秒もかかっていることが分かったという。
同社は「オフィスだと集中できない、気分を変えて集中したい、就業前後の時間を効果的に使いたい、打ち合わせの前後で集中して作業できる時間を確保したいなど、あらゆるニーズに対応する」としている。
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