Twitter、売上高は初の10億ドル超えだが純利益は23%減
Twitterの10〜12月期決算は、売上高は11%増の10億734万ドル、純利益は23%減の3652万ドルだった。mDAU(収益につながる日間アクティブユーザー数)は21%増の1億5200万人。
米Twitterは2月6日(現地時間)、2019年第4四半期(10〜12月期)の決算を発表した。売上高が初めて10億ドルを超えてアナリスト予測も上回ったが、純利益は予測に届かなかった。
売上高は前年同期比11%増の10億734万ドル、純利益は23%減の3652万ドル(1株当たり15セント)、非GAAPベースの純利益は20%減の1億9561万ドル(1株当たり25セント)だった。前年同期の純利益は、法人税減税の影響で押し上げられていた。
アナリスト予測は、売上高は9億9670万ドル、非GAAPベースの1株当たり純利益は29セントだった。
mDAU(収益につながる日間アクティブユーザー数)は21%増の1億5200万人だった。Twitterは、mDAUの成長速度が上がったと語った。同社は2019年第2四半期からMAUやDAUを公表しなくなった。
Twitterは収益性が落ちているのは、ユーザーに健全で安全な会話の場を提供するための継続的な投資を反映していると説明した。
2020年第1四半期の予測は、売上高を8億2500万ドル〜8億8500万ドル、営業利益を0万ドル〜3000万ドルとした。
営業利益の控えめな予測は、引き続きテクノロジーへの投資やエンジニアの雇用を拡大するためとしている。
ジャック・ドーシーCEOは発表文で「2019年に増加したmDAUの半分以上は、製品改善がもたらしたものだ。2020年に入り、われわれはさらに勢いを付けている。より早く学び、より確実な優先順位を付け、多数のサービスを打ち出し、優れた才能を雇用していくことで、課題とチャンスに立ち向かっていく」と語った。
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