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MWCバルセロナは中止 新型コロナウイルスで「開催は不可能」とGSMA
24日から開催予定だったモバイル業界の世界イベント「MWC Barcelona 2020」が中止になった。新型コロナウイルスの発生とそれに対する懸念の高まりで、主催者のGSMAが開催は不可能と判断した。Erissconやソニー、ドコモなど多数の企業が参加中止を決定していた。
2月24日からスペインのバルセロナで開催が予定されていたモバイル関連カンファレンス「MWC Barcelona 2020」が中止になった。主催者のGSM Association(GSMA)が12日(現地時間)に発表した。新型コロナウイルス発生とそれに対する懸念の高まりで開催は不可能と判断した。
参加を予定していた企業が4日ごろから次々にキャンセルしていた。韓国LG Electronics、Amazon、Ericcson、NVIDIA、ソニー、ドコモ、Intel、Vivo、Cisco、Nokia、楽天モバイルなどだ。
GSMAは会場の消毒の徹底や中国湖北省からの参加者の入場禁止などの対策を発表してきたが、「新型コロナウイルスのアウトブレイク(突発的発生)とそれに伴う旅行などに関する世界的な懸念の高まりで、イベントの開催は不可能になっている」として開催を断念した。
GSMAと主催国(スペイン)は来年のMWC Barcelona 2021に向けて引き続き協力していくとしている。
GSMAは、モバイル業界の1200以上の企業が参加する業界団体。MWCは例年、モバイル関連の新製品や新技術の発表の場となっている。
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