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製造業に特化、AI人材育成サービス登場 「顧客のAIプロジェクトと並走」
製造業向けAIサービスを提供するスカイディスクが、製造業向けのAI人材育成サービスを始めた。顧客の課題に合わせて教育プログラムをカスタマイズして提供する。
製造業向けAIサービスを提供するスカイディスクは2月19日、製造現場のAI導入を支援する人材育成サービスを始めた。顧客が抱える課題に応じて教育プログラムをカスタマイズして提供し、AIプロジェクトを支援する。期間は3日からで、価格は200万円から。人数は5〜10人程度を想定する。
AIプロジェクトを推進する現場のエンジニアや営業担当、AIの導入効果などを知りたい経営者などが対象。研修は対面で行い、AIの歴史や最新動向が分かる講座や、データ分析に必要な統計や機械学習を学べる講座、データ分析のハンズオンやAIプロジェクトを疑似体験できるワークショップなどを提供する。
まず顧客にヒアリングを行い、目的や課題、データの有無、予算や希望期間などを基に教育プログラムを作成。研修を通して見えた課題があれば、改善案も提案する。「(現場の)実案件と並走しながら、データ分析を学べるサービスを提供する」としている。
スカイディスクは、製造業のAI導入プロジェクトに150件以上携わった実績があるという。同社は、企業のAI担当者が汎用的なデータ分析手法を学んでも、用意されたデータセットと製造現場のデータには差異があるため、AI導入につながらないと指摘。顧客のニーズに合わせた支援をすることで、製造業の課題解決とAI導入を促すとしている。
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