速報
楽天、ハリウッド映画製作を本格化 EC事業とのシナジー狙う
楽天がハリウッド映画製作を本格化。動画配信サービスを強化する他、映画関連グッズの販売によってECサイトを活性化させる狙いがある。
楽天は2月20日、自主製作するハリウッド映画の1作目が決まったと発表した。同社は2019年8月、米国の映画製作・配給会社と合弁会社を設立。同社を通じ、映画製作事業を本格化させ、中核事業のECなどとのシナジーを狙う。
映画のタイトルは「BEAST」(原題)。無人島でのサバイバル生活を通じて、主人公たちが心の闇や現実に立ち向かう姿を描く。監督は「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」などを手掛けたエスペン・サンドベリ氏が担当。「デッドプール」シリーズでヒロインを演じたモリーナ・バッカリン氏が主演する。3月末に撮影を始める予定。
楽天は19年8月、米国のThe H Collectiveと合弁会社Rakuten H Collective Studioを設立し、ハリウッド映画製作に参入すると発表。オリジナル作品を制作することで、動画配信サービスを強化する他、映画関連グッズの販売によってECサイトの活性化を狙う。
世界中に配信されるハリウッド映画を製作することで、楽天ブランドの知名度を高める狙いもあるという。
関連記事
- Netflix、ONE PIECEを実写ドラマ化し独占配信 ハリウッドのスタジオと共同制作
Netflixは、漫画「ONE PIECE」を実写ドラマ化し、全世界で独占配信すると発表した。ハリウッドのスタジオや集英社と連携して制作する。原作者の尾田栄一郎さんも制作に参加する。 - Netflix、スタジオジブリの21作品放映権獲得(日本と北米以外で)
Netflixがスタジオジブリのほぼすべての映画作品の放映権を獲得した(ただし日本と北米以外)。28カ国語の字幕と20カ国語の吹き替えを用意し、2月から配信を世界で開始する。 - オリジナル動画の定額サービス「Apple TV+」スタート
Amazon Prime Video、Netflixなどライバルがひしめき合う定額制動画視聴サービスに、Appleが参入する。 - トヨタよりも50年以上前に、実験的未来都市を計画した男がいた
トヨタ自動車が静岡県に実験都市を建設する──筆者は、そんな報道に少し既視感を覚えました。いまから50年以上前、ウォルト・ディズニーが「EPCOT」という計画を打ち出していたのです。 - 「シン・エヴァ」公開日は2020年6月27日に 3万6000円の新2号機フィギュア付き前売り券など予約受付
カラーは、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を2020年6月27日に公開する。12月27日午後2時からグッズ付き前売り券の予約を受け付ける。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.