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Netflix、スタジオジブリの21作品放映権獲得(日本と北米以外で)
Netflixがスタジオジブリのほぼすべての映画作品の放映権を獲得した(ただし日本と北米以外)。28カ国語の字幕と20カ国語の吹き替えを用意し、2月から配信を世界で開始する。
米Netflixは1月20日(シンガポール時間)、スタジオジブリの21作品(ほぼすべての映画作品)の配信権を獲得したと発表した。日本と北米を除く世界で2月から配信する。
28カ国語の字幕を追加し、最大20カ国語で吹き替えも行う。アジア太平洋地域、欧州、中東、アフリカ、中南米で配信する。
配信するのは以下の21作品。「火垂るの墓」は原作の出版権をスタジオジブリが保有していないため、含まれない。
- 「風の谷のナウシカ」(Nausicaa of the Valley of the Wind)
- 「天空の城ラピュタ」(Castle in the Sky)
- 「となりのトトロ」(My Neighbor Totoro)
- 「魔女の宅急便」(Kiki’s Delivery Service)
- 「おもひでぽろぽろ」(Only Yesterday)
- 「紅の豚」(Porco Rosso)
- 「海がきこえる」(Ocean Waves)
- 「耳をすませば」(Whisper of the Heart)
- 「平成狸合戦ぽんぽこ」(Pom Poko)
- 「もののけ姫」(Princess Mononoke)
- 「ホーホケキョ となりの山田くん」(My Neighbors the Yamadas)
- 「千と千尋の神隠し」(Spirited Away)
- 「猫の恩返し」(The Cat Returns)
- 「ハウルの動く城」(Howl's Moving Castle)
- 「ゲド戦記」(Tales from Earthsea)
- 「崖の上のポニョ」(Ponyo on the Cliff by the Sea)
- 「借りぐらしのアリエッティ」(Arrietty)
- 「コクリコ坂から」(From Up on Poppy Hill)
- 「風立ちぬ」(The Wind Rises)
- 「かぐや姫の物語」(The Tale of The Princess Kaguya)
- 「思い出のマーニー」(When Marnie Was There)
スタジオジブリの鈴木敏夫氏は発表文で「現代には映画を観客に届ける様々な素晴らしい方法がある。ファンの声に耳を傾け、映画作品をストリーミングする決定を下した。世界中の人々がスタジオジブリの作品と出会うのを願っている」と語った。
米国では米AT&T傘下の総合メディア企業WarnerMediaが5月にサービスを開始する定額動画サービス「HBO Max」でもスタジオジブリ作品が配信される。
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