速報
Google、新型コロナ対策として全「G Suite」で250人ビデオ会議機能などを無料提供
Googleが新型コロナ対策で在宅化している企業や学校の全「G Suite」ユーザーに向けて、最大250人参加可能なビデオ会議や10万人に配信可能なライブ配信機能などを無償で提供する。7月1日までの限定だ。
米Googleは3月3日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で企業や学校が従業員や学生の在宅化を進めていることを受け、「G Suite Basic」(1ユーザー当たり月額680円)を含むすべてのエディションのG Suiteで、本来は「G Suite Enterprise」(1ユーザー当たり月額3000円)でのみ利用可能なプレミアム機能を無償で提供すると発表した。無償なのは7月1日まで。
無償になるのは、以下の3つのプレミアム機能。
- 最大250人が同時参加できるビデオおよび音声会議(Hangouts Meet)
- ドメイン内での最大10万人に配信できるライブストリーミング
- Googleドライブへの会議記録
無償なのは7月1日までだが、Googleドライブに保存した会議データはそれ以降も保存しておける。
G Suite Basic、Business、Nonprofit、G Suite for Educationではこれらの機能はデフォルトで無効になっているので、管理者が有効にする必要がある。詳細はサポートページを参照されたい。
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