Microsoft、新型コロナで仕事ができない時給スタッフに給与支払い GoogleやTwitterも追従
Microsoftが、新型コロナ拡大予防のために在宅勤務を推奨しているオフィスの時給スタッフに対し、通常通り賃金を支払うと発表した。「大企業はこうした措置をするべき」と呼び掛け、Google、Twitter、Facebook、Amazonもこれに追従した。
米Microsoftは3月6日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大予防のために従業員に在宅勤務を推奨しているオフィスの時給スタッフ(カフェのスタッフやシャトルバスのドライバーなど)に対し、通常の支払いを継続すると発表した。同社プレジデントのブラッド・スミス氏は公式ブログで、「こうした措置が可能な大規模雇用主は、同様の措置を検討すべきだ」と主張した。
発表段階では、ワシントン州のピュージェット湾とカリフォルニア州サンフランシスコの同社オフィスの時給スタッフが対象。この措置により、Microsoftの施設で働く時給スタッフの4500時間分の賃金が、例え働かなくても保証される。
「われわれは、この困難な時期に一般の人々を支援するための建設的な措置にもコミットしている。(中略)また、われわれの技術がCOVID-19対策に取り組む人々を支援する上で重要な役割をはたしていることも認識している。世界中の医療チームが遠隔医療ソリューションを繋がりを保ち、教育機関がバーチャルクラスとオンライン学習を実施し、政府がオンラインで人々に最新のガイダンスを提供できるよう支援している」(ブラッド・スミス氏)
米Axiosは、Google、Twitter、Facebook、Amazonも自宅待機の時給スタッフに賃金を支払うと同メディアにコメントしたと報じた。
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