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都のコード活用、北海道の新型コロナ情報まとめサイト公開 「ものすごいスピード感で」有志が開発
北海道の新型コロナウイルス対策サイトが有志によって公開された。東京都がGitHubに公開したソースをフォーク(複製)したサイトで、有志のエンジニアやデザイナーが開発した。さくらインターネットの協力も得ているという。
北海道が公式に発表している新型コロナウイルス感染症に関する情報をWebサイトにまとめた「JUST道IT」が3月9日、民間の有志によって公開された。東京都が4日に設置し、GitHubにソースコードを公開した新型ウイルス情報サイトをフォーク(複製)した上で、道のデータをあてはめたサイトで、有志のエンジニアやデザイナーが開発した。さくらインターネットの協力も得ているという。
北海道は新型コロナウイルスのクラスター感染などが発覚し、現時点で国内で最も感染者数が多い都道府県だ。JUST道ITでは、日ごとの陽性患者数や、陽性患者の居住地、年齢、コールセンターの相談件数などが、グラフや表で確認できる。
JUST道ITはTwitterで、「東京都が出してくれた、『新型コロナウイルス感染症対策サイト』を北海道でも使おう! と有志が立ち上がり、週末ものすごいスピード感で」開発が進んだと説明。
「東京では当たり前になってきているものが北海道だからまだしばらくかかるのはおかしいような気もする」とし、このサイトの活用を通じて、「データをありのまま無加工で出すとなんかいい感じになるんだということを知っていただければ」としている。
また、JUST道ITの取り組みに参加する協力者も募っている。
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