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Microsoft、MS Research所長のホロヴィッツ氏を初のCSO(最高科学責任者)に
Microsoftが同社としては初の最高科学責任者(CSO)にMicrosoft Research所長のエリック・ホロヴィッツ氏を指名した。同社でAI部門を率いてきたエリック・シャム上級副社長は今年初めに退職している。
米Microsoftの研究機関、Microsoft Researchの所長、エリック・ホロヴィッツ氏は3月11日(現地時間)、同社初の最高科学責任者(CSO)に就任すると、Microsoft傘下のLinkedInで発表した。
Microsoft Research所長の後任は、Microsoft Healthcareのバイスプレジデント、ピーター・リー氏。
ホロヴィッツ氏は、1993年に主任研究員としてMicrosoftに入社したベテラン。2017年にMicrosoft Researchの所長に就任した。今後はCSOとして、「科学的問題に関連する進歩と傾向および、科学、技術、社会の交差点で発生する重要な問題と機会について、会社間のリーダーシップを提供」していくとしている。
Microsoft Researchの新所長リー氏と緊密に協力し、AI研究に重点を置き、医療や経済など幅広い分野にも注目するという。
MicrosoftでAI研究部門を率いていた上級副社長、ハリー・シャム氏は今年初頭に退社しており、ホロヴィッツ氏が実質的には同氏の後任と位置づけられるとみられる。近いうちにMicrosoftの役員一覧ページに新CSOが追加になるだろう。
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