Microsoft、2月の組織改編でWindowsとハードウェアを統合し、“Surfaceの父”をトップに
Microsoftが2月に予定している組織改編で、Windowsとハードウェアのチームを統合するとZDNetが報じた。新チームのトップには“Surfaceの父”として知られるパノス・パネイCPOが就任する。
米Microsoftが今月予定している組織改編で、Surfaceシリーズなどを担当するハードウェアチームとWindows Experienceチームを統合し、そのトップに“Surfaceの父”として知られるパノス・パネイCPO(最高製品責任者)を指名する──米ZDNetで長年Microsoft関連情報を担当しているメアリー・ジョー・フォリー氏が2月5日(現地時間)、入手したという社内メールに基づいてそう報じた。
新チームは「Windows and Devices」となり、パネイ氏が統括する。同氏は社内メールで「ハードウェアとソフトウェアを1チームで設計することで、(2画面端末やプロセッサの多様性、ネットワーク、アプリのプラットフォームなどの)長期的な課題でよりよい取り組みが可能になる」と意気込みを語った。
Microsoftは今年のホリデーシーズンに、折りたたみ端末の「Surface Neo」と「Surface Duo」を発売する計画だ。
この組織改編ではまた、かつてWindows Mobileを統括し、現在はEssential Products Groupのコーポレートバイスプレジデントとして主にソフトウェアを担当しているジョー・ベルフィオーレ氏がOffice Experience Groupも統括するようになる。Windowsからははずれ、Office、AndroidとiOS向けモバイルアプリ、Edge、Microsoft Newsを担当する。
新組織は2月25日に発表される見込みだ。
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