楽天、5G・IoTで協業企業・自治体を募集 スポーツ観戦やドローン配送など、新サービス創出へ
楽天モバイルは、5GやIoTを活用した新サービスを共同開発する「楽天モバイルパートナープログラム」に参加する法人・自治体の募集を始めた。
楽天モバイルは3月12日、5GやIoTを活用した新サービスを共同開発する「楽天モバイルパートナープログラム」の参加企業・自治体の募集を始めた。協業企業・自治体の技術やノウハウと、楽天側のネットワークを組み合わせ、5Gを活用したスポーツ観戦の方法や、ドローンによる配送など新サービスの創出を目指す。
募集するプロジェクトは、5GとIoTの2種類。各プロジェクトで、サービス実用化に向け楽天モバイルとプロジェクトの共同運営を担う「プロジェクトデザインパートナー」と、楽天モバイルやプロジェクトデザインパートナーに対して技術支援を行う「プロジェクトサポートパートナー」(法人のみ対象)を募集する。
まず、5Gのプロジェクトサポートパートナーを募る。スポーツの試合観戦や応援などの「スポーツプロジェクト」、ドローンによる配送や地上での無人配送、遠隔監視制御システムの開発といった「配送プロジェクト」の分野で、4月30日まで参加を受け付ける。IoTのプロジェクトサポートパートナーは、4月以降に募集を始める。
プロジェクトデザインパートナーは、5G・IoTともに6月以降に募集する予定。
応募は公式サイトで受け付ける。楽天モバイルのプロジェクトチームが面談を行い、参加の可否を決める。目標企業数やプロジェクト稼働数は未定だが、「幅広い業種に応募してほしい」という。
各プロジェクトの技術検証や実証実験の結果を踏まえ、将来はマーケティングリサーチやクラウドサービスなど、楽天グループの既存サービスとの連携も検討する。
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