連載:サクッと読める!テレワークしぐさ
新型コロナウイルス感染防止のため、自宅でのテレワークに挑戦しているITmedia NEWS編集部の面々。慣れない自宅での仕事で、記者たちが直面した困ったこと、気付いたことをサラッとご紹介します。
原稿執筆が主な業務であるわれわれのようなワークスタイルだと、自宅の方が効率が上がることが多い。数時間に及ぶ通勤と疲弊がなく、電話やおしゃべりなど周囲のノイズがないため仕事に集中できるのだから当然だ。
一方、通勤によって強制的にやらされていた運動はそのままだとやらなくなり、過集中により立ち上がることすらせずに気づいたら2、3時間たっていた、なんてこともよくある。
そんなときに便利なのはApple Watchだ。毎時50分を過ぎて座ったままの状態だと、「スタンドの時間です! 立ち上がって1分間ほど動きましょう」と促される。1日に12回はこの「スタンド」をやらないといけない。1日8時間テレワークをするとして、8回は「立ち上がって何かする」必要が生じる。
もしもあなたが猫と一緒に住んでいるのならば、そのタイミングで猫のおなかと耳の後ろあたりをなでてあげることをお勧めする。運動としてはたいしたことないが、心の平静と猫からの評価(ゴロゴロゴロゴロ)は得られる。
猫と同じ空間にいると、キーボードの上、ディスプレイの前に乗られたり、腕をひっかかれたりする。筆者の右腕は引っ掻き傷だらけである。彼らはとてもかまってちゃんなのである。
我が家では猫が2匹なのに対して物理的にかまってあげられる人間が1人と劣勢なので、執務スペースを移動させる必要が生じた。リビングは猫たちに明け渡し、寝室にMacBook Air、ディスプレイを置く小型テーブルと、常用しているストッケの前傾式チェア(もう売っていない)を運び込んだ。
猫とのテレワーク生活で、最近買って便利だったものを2つ紹介しよう。
ペット用の重力式自動給水器と自動給餌器だ。Amazonのプライベートブランドである「Amazonベーシック」でそれぞれ1680円と1980円。2日ほど家を留守にするときのために購入したのだが、日常使いでもいい気がする。というか、旅行から戻って1週間たつが、水と餌はちゃんとフィードされている。
猫に会いに行ったときにかわいがることに集中できるし、これがあれば飼い主が倒れたときでも、しばらくは生きていけるだろう。
まあ、そういうことのないように、テレワークであってもちゃんと運動をして、日々健康でいましょうね、ということだ。猫と共存せよ。
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