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米連邦政府、新型コロナ対策でIT大手のユーザー位置情報利用を検討中との報道
米連邦政府が新型コロナの拡散状況を把握する目的で、GoogleやFacebookのユーザーの位置情報データを利用することを専門家も参加する会合で検討しているとWashintgon Postが報じた。
米連邦政府は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のために、GoogleやFacebookを含むIT大手のユーザーの位置情報データを利用する計画を検討中だと、米Washington Post(リンク先は要サブスクリプション)が3月17日(現地時間)、匿名の連邦政府関係者の話として報じた。
Washington Postによると、連邦政府はIT大手や医療専門家とともに、位置情報データを使って新型コロナウイルスの伝染状況を把握する方法を検討しているという。
位置情報データはユーザーIDから切り離された匿名化した状態で集計され、新型コロナウイルス対策にのみ使われると政府関係者は説明した。
Washington Postは11日には、米連邦政府がGoogle、Facebook、Amazon、Microsoft、Apple、IBM、Cisco Systems、Twitterの代表者らと新型コロナ対策のためのビデオ会議を開いたと報じた。
Facebook、Googleとその傘下のYouTube、Microsoftとその傘下のLinkedIn、Reddit、Twitterは17日、新型コロナウイルス対策で協力していくという共同声明を発表した。
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