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つい撮りたくなる不思議なコンデジ、富士フイルム「X100V」荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/5 ページ)

富士フイルムの「X100V」は、昔ながらのカメラのテイストと35mm相当のレンズ、シンプルな操作性でファンの多いカメラだ。これを持って歩くといろんなものをつい撮ってしまう。

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 ISO感度は最高でISO12800。ISO25600と51200は拡張ISO感度となる。ISO12800と25600の差はけっこうでかい。やはり拡張ISO感度というところか。


左がISO1600、右が6400

左がISO12800、右がISO25600

 ISO6400で撮った夜景はこんな感じ。手ブレ補正を持たないので夜の手持ち撮影はシャッタースピードを気にすること。


夜の都庁を絞り開放で。ISO6400まで上げて撮影(23mm 1/80秒 F2.0)

 さらにF2.0のボケを生かしてみた。こういう夜スナップを撮ると実に気持ちいい。


手前の灯りにフォーカスを合わせて背景のボケを楽しむ感じで狙った夜スナップ(23mm 1/60秒 F2.0 -1ISO1600 )

 といろいろと撮ってみたのだけど、やはり35mm相当ってスナップ用にいいわ。28mm相当だとどうしても広角っぽい写真になっちゃうけど、35mm相当だとポートレートを撮っても違和感ないし、街でぱっと目に付いたものを撮るとき、そこに集中しやすい。

 しかも、富士フイルムなのでJPEGでそのまま撮ってOkな感じだし、フィルムシミュレーションも含めた細かい画質設定が可能なので、自分好みの画作りでスナップを撮りたい人にはめちゃ快適なカメラだ。ぜひファインダーを覗いて、ときどきモニターをチルトさせてアングルを変えたりして写真を楽しんでほしい。

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