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シャープ、マスクを出荷開始 アイリスオーヤマは日本での量産を決定
経済産業省は、シャープが生産したマスクが納品されたと明らかにした。政府の要請を受け、アイリスオーヤマも日本でのマスク生産に乗り出すなど、マスクの安定供給に向けた体制が整いつつある。
経済産業省は3月31日、公式Twitterアカウントで、シャープが生産したマスクが納品されたと明らかにした。シャープは政府からマスク生産設備の導入に向けた補助金を受け、24日までに同社の三重工場で生産を始めていた。
シャープが生産できる量は1日15万枚。最終的には1日50万枚作る体制を整えるとしている。シャープのマスクは政府優先で納品した後、ECサイト「SHARP COCORO LIFE」で一般向けに販売する。価格や販売時期は未定。
アイリスオーヤマも政府の要請を受け、国内でのマスク生産を決めた。同社はこれまでも、中国の工場で月間8000万枚のマスクを生産していたが、中国依存のリスクを考慮して、宮城県にある工場で不織布マスクを月間6000万枚生産する予定だ。
生産開始時期は6月。供給までにかかる時間を2週間短縮でき、マスクの安定供給につながるとしている。
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