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ヤフー、東京23区の来訪者数などオープンデータで公開 「外出自粛の効果分析などに使って」
自社アプリの位置情報を活用して計測した東京23区への来訪者数などをオープンデータとしてヤフーが公開した。
ヤフーは4月6日、自社アプリで収集した位置情報を使って計測した東京23区への来訪者数などをオープンデータとして公開した。公開したのは5日までのデータで、出典を明記すれば誰でも使える。新型コロナウイルスによる外出自粛要請の効果分析などに活用してほしいとしている。
東京23区を対象に、区外からの来訪者数と居住者の人数を区ごとに日次推計したもの。ダウンロードできるファイルはxlsx形式。ヤフーが提供するスマートフォン向けアプリで、ユーザーの許可を得て集めた位置情報を基に、統計データとして集計した。
今後の更新予定は未定としている。ヤフーは3月30日、3県(埼玉県、千葉県、神奈川県)から東京都への来訪者数などをまとめたレポートを公開。4月3日には、2月1日から4月2日までの来訪者数をオープンデータとして公開していた。
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