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ヤマハ、遠隔地同士でもリアルタイムに合奏できる「SYNCROOM」 NETDUETTO後継として

ヤマハは、インターネットを通してリアルタイムに合奏できる音声通信システム「SYNCROOM」を6月ごろに公開すると発表した。前身の「NETDUETTO β2」は今秋をめどにサービスを終了する。

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 ヤマハは4月9日、インターネットを通してリアルタイムに合奏できる音声通信ソフト「SYNCROOM」を6月ごろに公開すると発表した。利用するには無料アカウントの登録が必要。前身の「NETDUETTO β2」は今秋をめどにサービスを終了する。

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 SYNCROOMは、離れた場所にいるミュージシャン同士がセッションできるソフト。通信の過程で生じる音声の遅延を抑える仕組みを搭載する。同社が2011年にβ公開したNETDUETTOも同様の機能を備えているが、SYNCROOMは新たにメトロノーム機能と録音機能を追加した。

 前身のNETDUETTOでは、音声処理用のドライバ(WindowsではASIOドライバ、Macでは不要)に対応した専用デバイス(オーディオインターフェース)をPCに接続し、光回線などのブロードバンド環境で通信を行えば、離れた場所にいてもある程度合奏できるとしていた。SYNCROOMも同様の性能を備える。

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 同社は近年NTTドコモと共同で、5G通信システムを使ったリアルタイム合奏の実験も行っている。大手携帯キャリア3社が5G通信サービスを始める中、5Gの低遅延性を活用することで、無線通信でも違和感なくリアルタイムに合奏できる可能性が高まると期待される。

【編集履歴:2020年4月9日午後10時15分 事実に基づき本文の表現を変更しました】



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