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「Microsoft Teams」の1日当たり会議時間が3月中旬から3倍増の27億分に
新型コロナウイルス対策で在宅勤務が増える中、Microsoftがチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」の1日当たりの会議時間が3月末時点で27億分(4500万時間)になったと発表。3月16日は9億分だったので、3倍に増加したことになる。
米Microsoftは4月9日(現地時間)、「Office 365」のチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」で実施される1日当たりの会議実行時間が3月31日時点で、3月16日の9億分から200%増(3倍)の27億分(4500万時間)に上ったと発表した。
この発表は、新型コロナウイルス感染症などの世界の変化が人々の仕事に与える影響に関するレポート「Work Trend Index」での調査結果の1つ。
この他の数字のいくつかを紹介する。
- 在宅勤務開始前よりビデオチャットが2倍(Teamsでは音声チャットもできるが、ビデオが増加)
- ビデオチャットが3月の1カ月で1000%増
- 国別でビデオチャット率が最も多いのはノルウェーとオランダの60%(日本は39%)
- モバイルからのTeams利用は2月初旬から3月末までに300%以上増加
新型コロナウイルス感染症対策で自宅待機を強いられる人々が増える中、Microsoft TeamsなどのWeb会議ツールの需要が急増しており、Teamsと競合するZoomでは、様々なセキュリティおよびプライバシーの問題が浮上している。
Microsoftは6日に公式ブログで、「Microsoftはプライバシーとセキュリティを後回しにはしない。この困難な時期だけではなく、常にそうしてきた」とTeamsの安全性を強調した。
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