速報
Microsoft Teams、新型コロナで過去1週間のユーザーが1200万人増
新型コロナウイルス対策でテレワークが増加する中、Microsoftがチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」のユーザー数が過去7日間で1200万人増加し、4400万人を超えたと発表した。年内に追加する新機能も予告した。
米Microsoftは3月19日(現地時間)、「Office 365」のチームコラボレーションサービス「Microsoft Teams」のユーザー数が過去7日間で1200万人増加し、DAU(1日当たりのユーザー数)が4400万人以上になったと発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策によるテレワーカーの増加が反映されているとみられる。
昨年11月時点のDAUは2000万人だったので、約4カ月で2倍以上増加したことになる。Teamsでは今週、9億件以上の会議議事録が作成された。
この発表は、Teams正式版リリース3周年を祝す公式ブログで行われた。「リモートワークを実現することは、新型コロナウイルスの発生をおいても重要であることは確かだ」(Microsoft)
同社は年内に追加する予定の新機能も幾つか紹介した。
- リアルタイムノイズ抑制機能:話者のマイク入力からキーボードの打鍵音や室内の掃除機の騒音などの雑音を減らす
- 発言を求める機能:多人数の会議で発言したいことを視覚的に示せる「挙手」機能(下画像)
- ハンズフリーで参加できるヘッドマウント端末:産業用ウェアラブルコンピュータメーカー米RealWearとの提携で、工事現場などからハンズフリーで会議に参加するための端末を提供
- オフラインサポート:オフラインになったり接続スピードが遅い場合に、チャットのメッセージを読んでコメントをテキスト入力する機能
関連記事
- SlackのWebアプリがデザイン大幅変更 サイドバーの折りたたみセクションや作成ボタンなど
企業向けコラボレーションツール「Slack」のデザインが変更され、サイドバーにチャンネル、メッセージ、アプリを折りたたんで管理できるセクション機能(有料版のみ)やメッセージ作成ボタンが追加された。トップバーも追加された。 - 入学・卒業式を「Teams」でリモート化 日本マイクロソフトが無償で支援 臨時休校受け
日本マイクロソフトが、「Microsoft Teams」を使ったリモート形式の卒業式・入学式の運営を無償で支援すると発表。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って政府が全国の学校に臨時休校を要請したことを踏まえた施策。タブレットPC「Surface」の無償貸与も行う。 - 「Microsoft Teams」に2時間ほどアクセスできない障害発生 原因はサーバ証明書の更新し忘れ
「Microsoft Teams」で障害が発生。日本時間2月3日夜11時19分〜翌2月4日午前1時19分の少なくとも2時間、ユーザーからアクセスできない状態となった。原因はサーバ証明書の更新し忘れだった。 - 「Microsoft Teams」にトランシーバーやSMSサインインなどの新機能
Microsoftのチームコラボレーションサービス「Teams」にトランシーバー機能が追加される。この他、共有端末の1タップログアウトやSMSサインインなど、主に店員やフィールドサービスなどの従業員向けの機能が上半期中に利用可能になる見込みだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.