超豪華アーティストが自宅から参加の新型コロナ対策支援コンサート「One World」、約138億円調達
ローリング・ストーンズ、スティービー・ワンダー、レディ・ガガ、ビヨンセ、テイラー・スウィフトなどが自宅から参加した新型コロナ対策支援コンサート「One World: Together at Home」開催で、WHOに約138億円の寄付が集まった。
レディ・ガガが発起人となり、世界保健機関(WHO)と慈善団体「Global Citizen」が主催した新型コロナウイルス感染症対策支援コンサート「One World: Together at Home」が日本時間の4月19日にオンラインで開催され、総額1億2790万ドル(約138億円)の寄付が集まった。Global Citizenが20日に発表した。
レディ・ガガは6日にこのイベントを発表した際、これは募金のためではなく、世界中で新型コロナウイルスと闘う医療従事者などに対する感謝と人々に家に留まるよう呼び掛けるためのものだと語ったが、6時間のプレイベントと2時間のメインコンサートの間に、多数の企業や慈善家から、WHOのCOVID-19連帯対応基金に寄付が集まった。
基金への寄付は、ワクチン開発同盟連合とユニセルの支援に使われる他、地域の慈善団体などに提供していく。
イベント発表段階には参加が発表されていなかったテイラー・スウィフト、ビヨンセ、セリーヌ・ディオン、アンドレア・ボッチェリなど、多数のアーティストが登場した。アーティストらはそれぞれ自宅でパフォーマンスを行った。
2時間のメインコンサートはレディ・ガガの「Smile」で始まった。複数のカメラの1つはキーボードの上に置いたiPhone 11 Proであることが画面から分かった。
ローリング・ストーンズは「You Can't Always Get What You Want」を披露。ドラムのチャーリー・ワッツは自宅にドラムセットを置いていないようで、ハードケースやソファをドラムセット代わりに叩いての参加だった(なぜかドラムとキーボードの音も聞こえた)。
イベントは、レディ・ガガ、セリーヌ・ディオン、アンドレア・ボチェッリ、ジョン・レジェンドがピアニストのランランの伴奏で「The Prayer」を歌うという豪華なパフォーマンスで締めくくられた。
この8時間におよぶイベントは、YouTubeやAmazonプライムビデオ、Apple TVなどで配信された。録画も公開されている(YouTube版を以下に転載した)。Global Citizenの公式YouTubeチャンネルでは、アーティストごとに分けた動画も公開されている。
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