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Uber、新型コロナ対策で食品以外も運ぶバイク便的サービス「Direct」と「Connect」開始
Uberが、新型コロナ対策の一環として、食品以外の市販薬や郵便小包などを小売店から一般ユーザー宅に配送する「Uber Direct」と家族や友人同士の物資配送を請け負う「Uber Connect」を一部地域で開始した。
米Uberは4月20日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症対策で配送サービスの需要が高まる中、新たなサービス「Uber Direct」と「Uber Connect」を一部の都市で立ち上げたと発表した。いずれも既存の食料品出前サービス「Uber Eats」のバリエーションだ。
Uber Directは、市販薬や郵便局の小包、ペット用品などを小売店から一般家庭に届けるサービス。商品は非接触で玄関先に届ける。既にニューヨーク市、ポルトガル、オーストラリアでパイロットサービスが始まっている。また、南アフリカでは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団および公衆衛生当局との協力で、2週間で2万5000人以上の国民に医薬品を配送した。
Uber Connectは、個人から個人への物資を配送するサービス。家族や友人と互いに物資を贈り合える。例えばマスクやトイレットペーパーを困っている友人に届けたり、退屈しているであろう孫にボードゲームをプレゼントしたりできる。このサービスはまず、米、オーストラリア、メキシコの25以上の都市で利用可能になった。
Uberはこれまで、新型コロナウイルス対策として、第一線で闘う医療従事者のための無料配車サービスや食料配送(一部地域)や、ドライバーと配送パートーナーへの無料マスク配布などを実施してきた。
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