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“奈良の大仏”をリモート参拝 ニコ生で5月末まで中継
ドワンゴが、奈良県の東大寺にある大仏「盧舎那仏像」の定点生中継を5月末まで実施する。新型コロナの影響で参拝できない人のために、リモート参拝できる環境を用意する。
ドワンゴはこのほど、動画サービス「niconico」で、奈良・東大寺の大仏「盧舎那仏像」の定点生中継を5月31日まで行うと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東大寺が大仏殿の拝観を停止したことを受け、24時間リモート参拝できるようにする。
19日から「ニコニコ生放送」で仏像の様子を生中継している。東大寺では、コロナ収束を祈ることをなどを目的に、毎日正午に僧侶が仏像の前で読経しており、生放送ではその音声も流す。
同社は、4月11日にも盧舎那仏像をニコ生で生中継していた。12〜19日に開催したオンラインイベント「ニコニコネット超会議」では、滋賀県の比叡山延暦寺、福井県の照恩寺、東京都の築地本願寺などからも神社仏閣の法要、神事を中継した。
盧舎那仏像の様子を再び中継する理由は、「東大寺からの通常参拝中止のお知らせと(生放送延長の)要望をいただいたため」(ドワンゴ広報)としている。
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