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僧侶がリモート読経する新サービス “密”な空間避けて供養 ZoomやSkypeを活用
僧侶がリモートで読経する新サービス「スマ僧侶」が登場。僧侶は電話か「Zoom」「Skype」「LINE」を使い、葬儀などの会場に向けて遠隔地からお経を読む。僧侶や参列者の新型コロナウイルス感染リスクを抑えつつ、故人を供養するとしている。
僧侶の派遣業などを手掛けるベンチャー、ライフエンディングテクノロジーズは4月16日、僧侶がリモートで読経するサービス「スマ僧侶」の予約受付を始めた。27日から提供する予定。僧侶は電話か「Zoom」「Skype」「LINE」を使い、葬儀などの会場に向けて遠隔地からお経を読む。新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、僧侶や参列者の感染リスクを抑えつつ故人を供養するとしている。
葬儀の他、初七日や四十九日などの法要・法事に対応。電話やWeb会議での相談も受け付ける。依頼があった場合は、依頼者との相談で日時とツールを決定し、通信環境を確認した上で、当日に読経を行う。電話以外の3ツールを使う場合は、音声だけでなく映像も流せる。
料金体系は、相談料が1時間当たり3000円、法事・法要が3万円から、葬儀が6万円から。クレジットカードか口座振り込みによる事前決済のみ受け付ける。僧侶個人への謝礼金(いわゆる“心づけ”)は不要という。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在はお寺や葬儀場に参列者を集めての葬儀・法要が難しくなっている。また、感染者が亡くなった場合は、遺族はひつぎに近づけず、一般的な葬儀ができないなどの制限がある。リモートでの読経により、こうした状況下でも丁重に供養できるとしている。
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