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最大20人の体温を同時測定 アイリスオーヤマ、「AIサーマルカメラ」を発売
アイリスオーヤマが、カメラに写った人の体温をリアルタイムに測定する「ドーム型AIサーマルカメラ」を20日に発売する。離れた場所から最大20人まで同時に測定でき、施設内などでの新型コロナウイルスの感染防止に役立つとしている。価格は90万円(税別)。
アイリスオーヤマは4月15日、カメラに写った人の体温をリアルタイムに測定する「ドーム型AIサーマルカメラ」を発表した。離れた場所から最大20人まで同時に測定でき、施設内などでの新型コロナウイルスの感染防止に役立つとしている。価格は90万円(税別)で、20日に発売する。
カメラから3m以内の位置に人が写ると、体温を1秒以内に測定。設定した温度よりも体温が高い場合、その人の頭上に赤文字で体温を表示し、アラートを鳴らす。AIによる顔認識を行い、額部分の体温を測るため、一般的なサーモグラフィーよりも高精度に検出できるとしている。
体温測定の精度はプラスマイナス0.5度。マスクをしている人でも問題なく顔認識できるAIアルゴリズムを採用しているという。天井への設置の他、三脚などを使った一時的な設置にも対応する。
ドーム型の他に、ハンディ型も用意。ハンディ型で一度に測定できるのは1人まで。価格は25万円(税別)。
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