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アイリスオーヤマ、国内でのマスク生産体制を強化 7月から月産1億5000万枚に
アイリスオーヤマが、国内でのマスク生産体制を強化。6月から月産6000万枚でスタートし、7月には月産1億5000万枚に増強する。不織布も国内で生産する。
アイリスオーヤマは4月22日、政府からの要請に対応するため、今夏から角田工場(宮城県角田市)に導入予定のマスク生産設備をさらに強化すると発表した。まずは6月から月産6000万枚でスタートし、7月には月産1億5000万枚に増強する。
7月以降は不織布マスクの他、資材となる不織布も同工場で生産する。これまで生産拠点としていた中国で、資材の価格が高騰しているためという。生産能力の増強に当たっては、計30億円の設備投資を行い、100人を新規に雇用する計画だ。
投資資金には、政府が支給している、製造事業者の安定稼働を支援する補助金「国内投資促進事業費補助金」を活用する。
アイリスオーヤマはこれまで、中国の大連工場(遼寧省)と蘇州工場(江蘇省)でマスクを生産。月に計8000万枚を製造していた。日本での生産能力を強化することで、7月からは計2億3000万枚を供給できる体制が整う。
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