ニュース
AIカメラで「マスクをしていない人」を判定し警告、凸版印刷らが実験
凸版印刷とAIベンチャーのAWLは、AIカメラを使ってマスクをしているかどうかを自動判別するサービスの実証実験を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大防止が目的。
凸版印刷とAIベンチャーのAWL(千代田区)は4月24日、AIカメラを使って入館者がマスクをしているかどうかを自動判別する実証実験を、トッパン小石川ビルで始めた。新型コロナウイルスの感染拡大防止が目的。実験で得られた知見を基に、AIカメラを活用したサービスを他の企業や団体へ5月中に外販する予定という。
実験は、従業員通用口で従業員や関係者を対象に5月7日まで行う。カメラで撮影した入館者の画像をAIで解析し、マスクを着けていない人がいる場合は、受付に置かれたタブレットに「マスク着用徹底をお願いします」とアラートを表示する。実験で得られた知見を生かし、スーパーや薬局などにも同様のサービスを提供する。
今回の試みは実証実験の第1弾で、今後はAIカメラとサーモグラフィーを活用した発熱者の検知や、人物間の距離の計測、特定の場所における混雑状況の把握、アルコール消毒実施の検知などをできるサービスを開発し、実験していく予定だ。
関連記事
- 最大20人の体温を同時測定 アイリスオーヤマ、「AIサーマルカメラ」を発売
アイリスオーヤマが、カメラに写った人の体温をリアルタイムに測定する「ドーム型AIサーマルカメラ」を20日に発売する。離れた場所から最大20人まで同時に測定でき、施設内などでの新型コロナウイルスの感染防止に役立つとしている。価格は90万円(税別)。 - アイリスオーヤマ、AIカメラ事業に参入 顔認識に対応、30万5000円から
アイリスオーヤマが、AIカメラ事業に参入する。カメラにAIを搭載したことで、顧客分析や店内の動線把握などに使えるとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.