Instagramのライブ動画で非営利団体への募金活動が可能に
Facebook傘下のInstagramが、ライブ動画に募金機能を追加できるようにした。ライブ中に募金した人の数と寄付金総額がリアルタイムで表示される。前日にはTikTokが同様の機能を追加している。
米Facebook傘下のInstagramは4月28日(現地時間)、ライブ動画サービス「Instagram Live」に募金活動機能を追加したと発表した。このサービスで集めた寄金は全額、ユーザーが指定した非営利団体に寄付される。
Instagramには寄付用ステッカー機能が以前からあるが、それとは別。なお、この機能が日本でも使えるようになるかどうかはまだ不明だ。
Instagramは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで、多くの課題に直面している人々をサポートする方法の1つとしてこの機能を立ち上げたとしている。
募金活動を開始するには、フィード画面左上のカメラアイコンをタップ→画面下部の[ライブ]→[Fundraiser(募金)]で表示される非営利団体一覧からサポートする団体を選択する(本稿執筆現在、筆者の環境ではまだFundraiserが表示されない)。ライブを開始すると、募金してくれた人の数と、募金金額がリアルタイムで表示される。[View]をタップすると、募金した人とその金額を個別に確認することも可能だ。Waveをタップして感謝の気持ちを表すこともできる。
また、イラストレーターの@leonatsumeによる寄付ステッカーの新作も追加された。ライブ動画あるいはストーリーズで何らかの非営利団体に寄付するとステッカーを利用でき、他のユーザーに寄付を促せる。
前日には中国ByteDanceが人気動画共有アプリ「TikTok」に同様の募金機能を追加したと発表した。
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