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N高、noteでオンライン授業のノウハウを公開 “ネットの高校”経験生かす
N高等学校は、教育機関がオンラインで授業を行うための知識や経験といったノウハウをnoteで順次公開すると発表した。
角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校「N高等学校」(N高)は5月7日、教育機関がオンラインで授業を行うための知識や経験といったノウハウをコンテンツ配信サービス「note」で順次公開すると発表した。
noteでは「オンライン授業で生徒とコミュニケーションをとる方法」「オンライン授業向けの資料作り」「授業配信ツールの使い分け」など、オンライン授業を行う上で生じる課題について、N校の開校以来培ってきた経験を基に解決方法を伝えるという。
全国の学校では、新型コロナウイルス感染症の影響で授業が再開できない状況が続いている。急きょオンラインで授業を始めようとしている学校もある中、N高は「休校措置が解除されない中、教育に携わる人々の助けになれば幸い」として情報提供を行う考え。
N高は2016年からインターネットを活用した通信制高校として、コラボレーションツール「Slack」やビデオ会議ツール「Zoom」などを使って、授業や生徒とのコミュニケーション、部活、行事などを行っている。
同校は今後、インターネットを活用して学校活動を平常通り行うとともに、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止していた文化祭や職業体験などの行事もオンライン化していくとしている。
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