LINE、トークの分類機能を試験提供 個人・企業からの連絡をフォルダに仕分け OpenChatにも対応
LINEが、トークルームの分類機能を試験提供。カテゴリーは個人(1対1)、個人(グループ)、企業、OpenChatの4種類。設定を適用すると「トーク」タブの上部にフォルダが表示され、該当する連絡を自動で振り分ける。
LINEは5月8日、コミュニケーションアプリ「LINE」のトークルームを「友だち」の種類と人数に応じて自動で分類する「トークフォルダー機能」を試験的にリリースした。企業の公式アカウントによる通知と、個人アカウントからの連絡を分けて管理し、使い勝手を高められる。当初はAndroid端末(Android OS 10.7.0以上)のみに対応する。
分類のカテゴリーは、(1)個人アカウントとの1対1のトークルーム、(2)3人以上の個人アカウントが参加するグループトークルーム、(3)友だち登録をしている企業アカウントからの連絡、(4)友だち登録をしていないユーザーと話せる「OpenChat」のトークルーム――の4種類。
LINEのホーム画面から設定を開き、正式リリース前の新機能を試せるサービス「LINE Labs」のメニューから「トークフォルダー」をオンにすると利用できる(最新版へのアップデートが必要)。
設定を適用すると、既存の「トーク」タブの上部に「すべて」「友だち」「グループ」「公式アカウント」「オープンチャット」のフォルダーが表示され、それぞれに該当するトークルームが自動的に振り分けられる。手動での仕分けはできない。
ユーザーは各フォルダをタップすると、トークルームの一覧を切り替えられる。新しいメッセージが届くと、該当するフォルダの右上に緑色の通知マークが表示され、フォルダを開くと消える。
試験サービスなので、予告なしに提供を中止する場合があるとしている。
関連記事
- LINE、ビデオ通話でスマホ画面シェア機能 グループ通話中にYouTube同時視聴も?【追記あり】
LINEのビデオ通話で、相手にスマートフォンの画面を共有できるようになった。 - LINE、20年度1Qは最終赤字82億円 広告事業は好調も、「FRIENDS STORE」の営業自粛など響く
LINEが2020年12月期第1四半期(1〜3月)の連結決算を発表。最終損益が82億8300万円の赤字だった。広告事業は好調だったが、グッズ店「LINE FRIENDS STORE」の営業自粛などが響いたとしている。 - 新型コロナ禍で増える“リモートキャバクラ”に新店舗 LINE・Skype・Zoomで接客「スマキャバ」
新型コロナの影響で客足が減る“夜の街”では、ビデオ会議を活用したリモート接客が広がっている。4月20日には、キャバクラ嬢が「LINE」「Skype」「Zoom」を使って遠隔地にから接客するサービス「スマキャバ」がスタートした。 - LINEと学研HD、デジタル教材開発で連携強化 教材の無償提供やAI自動採点システム開発
LINEと学研HDは、「教育現場におけるICTの活用に向けた教材開発及び推進を共同して行うことに関する協定」を締結。学習コンテンツ開発の連携を強化し、AIによる自動採点システムの共同開発などを進める。 - LINE、AIで帰国者の健康チェックを補助 厚生省と連携、保健所の負担削減目指す
LINEは厚生労働省と提携して、日本が渡航中止勧告を出している国から帰国した人の健康チェックを自動化する取り組みを始めた。既存業務を省力化し、保健所職員がより緊急性の高い業務に当たれるようにする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.