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AIがカメラ映像からスクワットの回数を自動計測 iOSアプリ「家トレ」登場
ネクストシステムが、カメラ映像からスクワットの回数を自動でカウントできるiOSアプリ「家トレ」を開発したと発表。カメラ映像から人間の骨格を検出するAIエンジン「VisionPose」を活用して計測する。5月末ごろに提供予定。
AI開発などを手掛けるネクストシステム(福岡県福岡市)は5月8日、AIを使いカメラ映像からスクワットの回数を自動計測するiOSアプリ「家トレ」を開発したと発表した。アプリは5月末に提供予定。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中で、自宅でのトレーニングに取り組む人々を支援する狙い。
家トレでは、カメラ映像から人間の骨格を検出する独自開発のAIエンジン「VisionPose」(ビジョンポーズ)を活用。利用者が、自身の全身が写るようにスマートフォンを設置し、アプリを起動してスクワットをすると、その回数を自動で計測してくれる。
これまでも、スマホに標準搭載されたジャイロセンサーなどを活用した自動計測は可能だったが、スマホを手に持ちながらトレーニングする必要があるなどの課題があった。家トレはハンズフリーで運動できるため、トレーニングに集中できるとしている。
現在計測できるのはスクワットのみだが、他の筋力トレーニングや、野球、剣道の素振りなども計測対象として検討するという。
今後は、消費カロリーの表示や、利用者が登録した特定の動きを計測できる機能、キャラクターによる応援機能などを追加する予定。
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