Amazon Musicで広告付きの無料音楽ストリーミング、日本でも開始 操作には制約も
アマゾンジャパンは音楽配信サービス「Amazon Music」で、同社初の広告付き無料ストリーミング音楽配信を始めた。クレジットカードなどの情報を登録する必要がないのがメリット。
アマゾンジャパンは5月14日、音楽配信サービス「Amazon Music」で、同社初の広告付き無料ストリーミング音楽配信を始めた。2019年11月に米、英、独で開始したサービスの日本版。有料のプライム会員や「Amazon Music Unlimited」の会員にならなくても注目のプレイリストや数百のステーションを再生できる。
対応機器は、スマートフォン(iOS/Android)、PC(Webブラウザ)、Amazon Fire TVシリーズ、Amazon Echoシリーズ。無料のAmazonアカウントがあれば聴取でき、クレジットカードなどの情報を登録する必要がないのがメリットという。
音楽再生には制約あり
無料サービスで再生できる楽曲数についてアマゾンは明らかにしていないが、最新ポップスを集めた「Pop Culture」や日本の人気曲の「Hot in Japan」、家族で楽しめる「ベスト・オブ・キッズ」など豊富な「プレイリスト」に加え、楽曲ジャンルやテーマに沿ってラジオのように音楽を流し続ける数百の「ステーション」を用意した。
広告付きのため、操作には制約がある。例えば再生する楽曲をピンポイントで指定できない。楽曲名やアーティスト名で検索はできるものの、ヒットするのはプレイリストやステーションで、リストの頭から再生する仕組み。楽曲のスキップは1時間に6回まで。またプレイリストの作成もできない。
Amazon Musicには現在、約200万曲の楽曲を広告なしで再生できるプライム会員(月額500円)向けの「Prime Music」や、新曲を含む6500万曲以上の楽曲が聞ける定額制音楽配信サービス「Amazon Music Unlimited」などがある。アマゾンジャパンでは、広告付き無料サービスの追加で「より手軽な手段を提供し、音楽のある生活に親しむ人を増やしたい」と利用者の拡大を目指している。
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