Twitter、リプライ相手を制限できる機能のテストを開始
Twitterが、ツイートにリプライ(返信)できる相手を、全員、フォロー相手とメンション相手、メンション相手のみの3段階から選べる機能のテストを開始した。嫌がらせ防止だけでなく、パネルディスカッションなどのクリエイティブな使い方も想定している。
米Twitterは5月20日(現地時間)、ツイートにリプライ(返信)できる相手を3段階で調節する機能のテストを、グローバルに開始したと発表した。嫌がらせを防止し、会話機能を改善する取り組みの一環で、1月に予告していたものだ。
テスト参加者に選ばれると、ツイート作成ボックスの左下に地球アイコンと「すべてのアカウントが返信できます」というテキストが表示される(下画像左)。これをタップすると、返信できる相手として「全員」、「フォローしているアカウント」(フォローしているアカウントか、ツイート内でメンションしたアカウント)、「@ツイートしたアカウントのみ」(メンションしたアカウントのみ)の3つの選択肢が表示され(下画像右)、ここから選択できる。投稿したツイートにはツイートへのリプライが制限されていることが表示される。
リプライできない相手がこのツイートを表示すると、リプライアイコンはグレー表示になる。投稿を読むことはできるし、会話全体を表示することも可能だ。また、コメントをつけてRT(リツイート)することもできる。
Twitterは、見たくないリプライを非表示にする機能の追加や会話のネスト表示のテストなど、会話を改善する取り組みに注力している。
この機能は嫌がらせ防止だけでなく、例えば討論相手を指名してのパネルディスカッションなど、クリエイティブな使い方もできるとTwitterは説明している。Twitterが紹介している例は「2人のシェフを招いてピザにパイナップルをトッピングすることについての公開ディスカッション」だ。
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