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Netflix、日本の映画・ドラマ制作者に10万円支給 業界支援で約1億円を拠出
米Netflixは、新型コロナウイルス感染症の影響で映画やドラマの制作が停止し、経済的に困窮している日本の映像制作者を対象に、1人当たり10万円の支援金を支給すると発表した。
米Netflixは5月22日、新型コロナウイルス感染症の影響で映画やドラマの制作が停止し、経済的に困窮している日本の制作従事者を対象に、1人当たり10万円の支援金を支給すると発表した。支給総額は約1億円。映像産業振興機構(東京都中央区)を通じて、28日から申請を受け付ける。
受給資格があるのは、日本で映画やドラマの撮影に携わっているフリーランスの助監督、制作進行、撮影、照明、音響、美術、編集、スクリプターなどのスタッフ。新型コロナウイルス感染症の影響で制作が延期もしくは停止していることを証明する必要がある。
申請は映像産業振興機構のWebサイトで、5月28日から6月末まで受け付ける。先着順で、支給総額が1億円に達した時点で終了する。申請から2週間程度で支給する。
【編集履歴:2020年5月22日午後6時 初出時、支給対象として監督を挙げていましたが、監督は対象外でした。また「フリーランスも対象」としていましたが、正しくはフリーランスのみ対象でした。訂正してお詫びいたします。】
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