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Boston Dynamicsの犬型ロボット「Spot」が牧羊犬に?
ロボット操作アプリ企業のRocosが、Boston Dynamicsと提携し、四足歩行ロボット「Spot」のリモート操作機能を提供する。例えば果樹園を巡回し、収穫量の見積もりのためのデータを提供する。デモ動画では、牧羊犬のように羊の群れを追うSpotの姿も。
ニュージーランドのロボット操作アプリ企業Rocosは5月20日(現地時間)、ソフトバンクG傘下の米ロボットメーカーBoston Dynamicsとの提携により、四足歩行ロボット「Spot」のリモート操作の設計・提供を開始したと発表した。農業や工場での活用を見込む。
同社がYouTubeで公開した動画では、Spotが牧羊犬のように羊の群れを管理したり、キウイの果樹園内を見回ったりしている様子が紹介されている。
Rocosは公式ブログで、「Spotは様々なセンサーを備えており、厳しい環境でも動作でき、リアルタイムでデータを収集する。(中略)農業では、より正確で最新の収穫量見積もりなどの情報を得られる」と説明する。牧羊犬としてのSpot活用については言及していない。リアルな牧羊犬は素早く走り回って自主的にはぐれそうな羊を群れに戻したり群れ全体を柵内に追い込んだりできるが、Spotにそうした能力があるかどうかは不明だ。
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