日本政府は5月26日、新型コロナウイルス感染症対策テックチームによる接触確認アプリに関する仕様書「接触確認アプリ及び関連システム仕様書」を政府CIOポータルで公開した。
AppleとGoogleとによる「Apple-Google Exposure Notification Framework」(AGF)が採用されている。「多数のスマートフォン利用者が Bluetooth により効率的にサービスを利用するためには、iOSとAndroidの共通仕様で、OSで提供される機能が利用できることが合理的であり、国民への普及推進にも不可欠である」「BluetoothをOS上でコントロールすることで、他のアプリを利用中でも、 バックグラウンドで利用可能となる」と、AGF採用の理由を説明している。
アプリは6月中のリリースを予定している。
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