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テレワーク時間帯、家庭の電気使用量は約2倍に──ENECHANGE調査
新型コロナウイルスの影響による電気代の変化についてENECHANGEが調査。緊急事態宣言の発出直後、テレワーク時間と想定される午前9時〜午後6時の平均電気使用量は94%増加したことが分かった。
緊急事態宣言の発出直後、家庭の午前9時〜午後6時の平均電気使用量は94.0%増加していた――そんな調査結果を、電力とガスの料金比較サイト「エネチェンジ」を運営するENECHANGE(東京都千代田区)がこのほど発表した。
調査は新電力サービス「Looopでんき」を手掛けるLooopと共同で実施。Looopでんき契約者から個人情報を特定しない形で967拠点を抽出し、緊急事態宣言が発出される前後の電気使用量を調べた。宣言後の数日間、テレワーク時間帯と想定される家庭の午前9時〜午後6時の電気使用量は、宣言前の数日間と比べて平均94.0%増加していることが分かった。
24時間単位でも、宣言前と比べて電気使用量は60.2%増加していた。月当たりの電気代に換算(東京電力従量電灯B)すると、平均で3493円増加することになるという。
ENECHANGEのメルマガ会員1855人に対してアンケート調査も行った。テレワークの導入や休校で在宅時間が増えたことで、58%の回答者が例年よりも電気代が上がったと感じていることが分かった。要因として「照明の点灯時間が増えた」(16.0%)「テレビの視聴時間が増えた」(14.8%)「家電の利用機会が増えた」(14.7%)「PCの使用時間が増えた」(13.6%)などが挙がっている。
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