ビッグデータ+Twitterでお店の混雑を把握、「おでかけ混雑マップ」公開 NTTデータとunerry
NTTデータは6月18日、ベンチャー企業のunerryと協業し、スーパーやドラッグストアといったお店周辺の混雑傾向を調べられるAndroidアプリ「おでかけ混雑マップ」を公開した。
NTTデータは6月18日、ベンチャー企業のunerryと協業し、全国約2万8000件のスーパーやドラッグストアといったお店周辺の混雑傾向を調べられるAndroidアプリ「おでかけ混雑マップ」を無償公開した(iOS版は近日公開)。
unerryとNTTデータのサービスを組み合わせ、ビッグデータとTwitterのつぶやきから店舗の混雑状況を確認できるのが特徴だ。
NTTデータは同日、「新たな移動体験」の提供に向け、4月にunerryに出資していたことも発表した。出資額は非公開。
おでかけ混雑マップは、GPSを元に、お店近辺約100メートルの混雑状況をAIで解析し、「通常より混雑」「通常」「いつもより空いている」の3段階で表示する。店舗を選ぶと、過去1週間の曜日別・時間帯別の混雑傾向も把握できる。また、店舗の営業時間が分かる機能や、店舗に関する最新のつぶやきを確認する機能もある。
unerryがビッグデータ分析を生かして提供している「お買物混雑マップ powered by Beacon Bank」と、NTTデータのTwitterデータ活用サービス「なずき」を組み合わせて開発した。
今後、対象店舗を拡大する他、Twitterデータ分析から得られるお出かけに役立つ情報を提供したり、混雑予測機能などを追加すると言ったアップデートを行う計画だ。
また両社は、人流ビッグデータに基づくお出かけ先のレコメンドや、目的地情報の事前提供、予約・購入などができる「モビリティ・コマースサービス」を2020年度内に提供する計画だ。
関連記事
- 「Yahoo! MAP」でショッピングモールや水族館の混雑状況チェック可能に
「Yahoo! MAP」で、全国のショッピングモールなど大型商業施設、動物園、水族館といった行楽施設計約2000件の混雑状況が確認可能に。 - ヤフーの検索・地図サービス、スーパーや薬局周辺の混雑状況を確認可能に 計2万8000店に対応
ヤフーが「Yahoo! MAP」「Yahoo!検索」などのサービスに、スーパーマーケットや薬局周辺の混雑状況を確認できる機能を追加した。店舗名で検索すると、当日と過去6〜7日間の混雑状況を1時間単位で分析。「混雑」「通常」「緩和」の3段階で表示する。 - NAVITIME、街の混雑度が分かるヒートマップ搭載 “密”の度合いを9段階に色分け
ナビゲーションアプリ「NAVITIME」が、街の混雑状況をヒートマップで表示する新機能を搭載。利用料は無料。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に対応し、5分おきに更新する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.