ニュース
PayPayで融資や投資 ソフトバンクとみずほ、スマホ向け金融事業で提携
ソフトバンクとみずほFGが提携。PayPayユーザーに融資するサービスを年度内に始める。証券取引アプリを手掛けるベンチャーOne Tap BUYは、ソフトバンクとみずほ証券の合弁会社とする。
ソフトバンクとみずほフィナンシャルグループ(FG)は6月19日、スマートフォン向け金融事業で提携すると発表した。モバイル決済サービス「PayPay」のユーザーに、AIが算出した信用スコアに応じて融資するサービスなどを2020年度内に提供する予定。
加えて、ソフトバンク傘下でスマホ向け証券会社のOne Tap BUYに、みずほFG傘下のみずほ証券が追加出資。19日付で合弁契約を結び、9月末から共同経営体制に移行する。
One Tap BUYは新体制で、PayPayを使った投資サービスなどを開発・提供する予定。「生活に密着した資産運用サービスを提供するとともに、少額からの『長期・分散・つみたて』投資を可能にする投資信託を軸とした新サービスを導入する」としている。
ソフトバンクとみずほFGは2016年、信用スコアを使った融資サービスを手掛けるJ.Scoreを共同出資で創業。16年度にOne Tap BUYがサービスを始めた際は、みずほ証券が資本参加するなど協力してきた。
関連記事
- みずほFG、システム運用で日本IBMとタッグ 運用子会社に65%出資受け入れ 内製から脱却へ
みずほFGが、システム運用子会社の発行済み株式数の65%を日本IBMに売却すると発表。以後は日本IBMの主導のもとで、運用管理業務の効率化を図る。取引は6月末までに完了する予定。 - みずほ銀・みずほ信託銀、Salesforceの金融業向けCRMを導入 グループで顧客情報を一元管理
みずほ銀とみずほ信託銀が「Salesforce Financial Services Cloud」を導入。クラウド型の顧客関係管理(CRM)/営業支援(SFA)ツールで、みずほFGは今後、顧客情報などをグループ全体で一元管理し、営業力の強化を目指すという。 - 無観客のライトスタンドでPepperがダンス ソフトバンクホークスがロボット応援団
福岡ソフトバンクホークスが本拠地ライトスタンドに人型ロボット「Pepper」を設置。得点時にダンスを披露し、無観客試合となる19〜21日の開幕3連戦を盛り上げる。 - 日本ユニシスとソフトバンクが新会社 データ保護や認証サービスを展開
日本ユニシスとソフトバンクが、スマートフォンと秘密分散技術を活用したセキュリティサービスを展開する新会社「エアトラスト」を設立した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.