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ヤフーとLINE、経営統合に遅れ 新型コロナの影響で
ZホールディングスとLINEが、10月をめどにしていた経営統合に遅れが生じていると発表した。新型コロナウイルス感染症の流行で手続きが滞っているという。
ヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)とLINEは6月30日、10月をめどにしていた経営統合に遅れが生じていると発表した。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、経営統合の一環として進めている競争法上の手続きが滞っているという。
ZHDとLINEは2019年11月、「日本とグローバルでの熾烈(しれつ)な競争を勝ち抜く企業グループへと飛躍を目指す」(両社)として経営統合を発表。12月には統合に向けた最終合意を行い、20年10月に統合を終える予定だった。
統合に向けた取引の一環として両社はLINEを上場廃止とする。しかし、新型コロナの影響で、経営統合や上場廃止に向けた、独占禁止法などに対する競争法上の手続きが、一部の国で遅れているという。これに伴い、経営統合の時期も後ろ倒しになる見込み。
両社は経営統合に向けた取引について、「手続き上の問題があるわけではなく、経営統合の条件や方法の変更もない」としている。
【編集履歴:2020年7月1日午後4時 初出時、「LINE株の非公開化」「上場廃止の手続き」が遅れているとしていましたが、正しくは「競争法上の手続きが遅れている」でした。修正してお詫びします】
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