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北日本銀行、投信・保険向け業務システムをクラウド化 窓口業務での印鑑廃止も視野
北日本銀行が、預かり資産業務クラウドサービス「ABIC ASSET CLOUD」を導入。投信や保険の契約データをオンプレミスからクラウドに移行し、2021年2月から顧客管理などをクラウド上で行う。
北日本銀行が、投信・保険向け業務システムをクラウド化する。預かり資産業務クラウドサービス「ABIC ASSET CLOUD」を導入し、2021年2月から顧客管理などをクラウド上で行う。同サービスを提供するNTTデータエービックが7月1日に発表した。
ABIC ASSET CLOUDは、投信や保険などの販売支援、販売実績の集計管理、顧客情報や契約情報のデータベースなどの機能を持つSaaS。投信の注文内容を入力すると、関連する帳票を自動で作成する機能や、顧客に再提案すべき時期にアラートを出してくれる機能、顧客から保険の申し込みがあった際にデータを自動で取得する機能などを備える。
北日本銀行は同サービスの利用で、複数のシステムにデータを手動で入力する手間をなくし、窓口業務の効率化を図る。これまで運用していたオンプレミスシステムの管理負担の解消も見込む。
今後は電子サインを導入し、投信の窓口業務などで印鑑を廃止することも計画している。ABIC ASSET CLOUDが持つ外部サービスとの連携機能を利用し、クラウド型の電子サインシステムを使って接客や社内業務の効率化を図る。
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